スカパー!には「番組配信サービス」と「放送サービス」があります。
そこで、スカパー!の「番組配信と放送サービスで何がどう違うのか?」、「どちらか選んで契約する必要があるのか?」気になるところですよね。
- 番組配信は、スマホやPCなどでネット視聴できる。
- 放送サービスは、衛星アンテナの電波受信で視聴する。
- 放送サービスと番組配信サービスはセットで利用可能。
- 契約チャンネルが番組配信対応なら追加料金が発生しない。

スカパー!放送サービスは、アンテナから電波を受信して視聴し、番組配信はネット環境で視聴する違いがあります。
放送サービスはテレビで視聴するのに対し、番組配信はスマホやタブレット、PCでの視聴が可能です。
ただ、契約するチャンネルが番組配信に対応していれば、追加料金なしで番組配信を利用できます。
なので、放送サービスはテレビで視聴し、番組配信ならスマホやPCで視聴するという使いわけが可能です。
この記事では、視聴方法、チャンネル数、料金、画質、録画など7つのポイントで違いを比較します。


スカパー!の番組配信と放送サービスの基本知識


スカパー!には、大きく分けて2つの視聴方法があります。
1つは、インターネット回線で視聴する番組配信、もう1つは、アンテナで衛星放送を受信する放送サービスです。
スカパー!番組配信とは
スカパー!番組配信とは、どんなサービスなのかを解説していきます。
番組配信はネット視聴サービス
スカパー!番組配信は、インターネット環境があれば、番組を視聴できるサービスです。



PC、スマホ、タブレット、対応テレビ、各種デバイス(Amazon Fire TV、Chromecastなど)で視聴可能です。
主に、スマホやタブレット、パソコンで視聴する人向けのサービスとなっています。
番組配信における主な特徴
スカパー!番組配信の主な特徴は、以下のとおりです。
- アンテナなしで視聴できる
面倒なアンテナ設置工事は必要なく、インターネット回線があれば利用開始できます。
- 場所を選ばず視聴できる
Wi-Fi環境があれば、自宅のリビングだけでなく、寝室や書斎、外出先など好きな場所で視聴できます。
- マルチデバイスに対応している
パソコン、スマホ、タブレットなど、様々なデバイスで視聴可能です。
- 追加料金なしで視聴できる
放送サービスに契約している方は、契約チャンネルの一部を追加料金なしで視聴できるます。
(※視聴できるチャンネルや番組は、契約内容によって異なります。)
手軽にスカパー!を楽しみたい、アンテナ設置が難しい、外出先でも視聴したい方に向いてるサービスです。
番組配信は追加料金なしで利用できる
「番組配信」と「放送サービス」は、それぞれ独立したサービスとして提供されている側面もあります。



ですが、スカパー!の放送サービス契約者は、追加料金なしでスカパー!番組配信の利用できます。
契約している放送サービスの中に、番組配信対応チャンネルがあれば、スマホやタブレットでも視聴できます。
ただ、すべての契約チャンネルが番組配信に対応しているわけではありません。
なので、「放送サービスだけ」、「番組配信だけ」ではなく、視聴したい放送サービスに番組配信が対応しているかということになります。
スカパー!放送サービスとは
スカパー!番組配信とは、どんなサービスなのかを解説していきます。
放送サービスはアンテナ受信の視聴サービス
放送サービスは、衛星アンテナとテレビやレコーダーを利用し、BS/CS放送を受信して視聴する方法です。
アンテナ受信で視聴するサービスの主な特徴
放送サービスの主な特徴は、以下のとおりです。
- 多チャンネル視聴できる
映画、スポーツ、アニメ、音楽、ドラマ、ドキュメンタリーなど、多くの専門チャンネルを視聴できます。
チャンネル数はプランによって異なりますが、選択肢の豊富さが魅力です。
- 高画質・高音質で視聴できる
衛星放送ならではの安定した高画質・高音質で番組を楽しめます。
特に4K放送に対応したチャンネルも提供されており、臨場感あふれる映像体験が可能です。
- レコーダーに録画できる
対応するレコーダーを使用すれば、気になる番組を簡単に録画できます。
繰り返し見たい番組や、リアルタイムで見られない番組を保存しておくのに便利です。
- 安定した環境で視聴できる
衛星からの電波をアンテナで受信して視聴するので、安定した視聴が可能です。
(※悪天候時には受信障害が発生する可能性があります。)



放送サービスの視聴には、アンテナの設置(または設置済みマンションなど)と対応機器が必要になります。
豊富な番組のラインナップを楽しみたい、高画質・高音質にこだわりたい、録画したい方におすすめです。
スカパー!番組配信と放送サービスの主な例
では、実際にプロ野球セットの番組配信と放送サービスの契約と視聴チャンネルをみてみましょう。
プロ野球セット | ||
---|---|---|
放送サービス | 番組配信 | |
基本料金 | 429円/月(税込) | 無料 |
視聴料金 | 4,054円/月(税込) | 無料 |
チャンネル数 | 放送 12ch | 番組配信 9ch |
チャンネル詳細 | J SPORTS 1 J SPORTS 2 J SPORTS 3 スカイA GAORA SPORTS 日テレジータス スポーツライブ+ TBSチャンネル2 テレ朝チャンネル2 フジテレビONE フジテレビTWO 日テレNEWS24 | プロ野球セット スポーツライブ+ スカイA GAORA SPORTS 日テレジータス TBSチャンネル2 テレ朝チャンネル2 フジテレビONE フジテレビTWO |
プロ野球セットを契約すると、基本料と視聴料で4,483円(円)です。



プロ野球セットは、番組配信に対応しているため、追加料金なしで利用することができます。
視聴できるチャンネルは、放送サービス12chに対し、番組配信は9ch対応しています。
なので、プロ野球セットの場合、通常料金だけで放送サービスと番組配信を利用できるということです。


スカパー!番組配信と放送サービスの7つの違い


スカパー!には、アンテナを使ってテレビで視聴する「放送サービス」と、インターネット回線を通じてスマホやPCなどで視聴できる「番組配信」があります。
項目 | 放送サービス | 番組配信 |
---|---|---|
視聴方法 | 110度CS対応 アンテナ | インターネット回線 |
主なデバイス | テレビ、レコーダー | スマホ、タブレット、 PC、スマートTV、 ストリーミングデバイス等 |
チャンネル数 | 非常に多い | 限定的 |
見逃し配信 | なし (録画で対応) | あり (対応番組のみ) |
同時配信 | -リアルタイム放送 | 一部チャンネル で対応 |
料金体系 | 基本料 + 視聴料 | 無料 (放送サービスの 料金に含まれる) |
画質 | 安定した高画質 (HD/4K) | 通信環境に依存 (HD中心) |
録画 | 可能 (レコーダー等が必要) | 不可 (ダウンロード不可) |
契約/解約 | Web/電話、 月単位契約 | 放送サービス に付随する |
どちらもスカパー!の多彩な番組を楽しめますが、視聴方法や料金、機能などに違いがあります。
視聴するために必要な設備や環境の違い


視聴するために必要な設備や環境の違いを見ていきましょう。
放送サービスと番組配信の最も大きな違いは、番組を見るために必要な設備です。
放送サービスの視聴にはアンテナが必要
スカパー!の放送サービスを利用するには、基本的にBS/CS放送を受信するためのアンテナが必要です。



戸建ての場合は個別設置、マンションなどの集合住宅では共同アンテナが導入されているか確認が必要です。
アンテナ設置には工事が必要になる場合があり、アンテナからの電波を受信するチューナーも必須です。
多くのテレビにはチューナーが内蔵されていますが、非搭載の場合は外付けチューナーが必要になります。
アンテナとチューナーがあれば、天候に左右されにくい安定した視聴が可能です。
番組配信の視聴にはインターネット回線が必要
一方、スカパー!の番組配信は、インターネット回線があれば視聴できます。
放送サービスとは異なり、アンテナ設置や工事は不要です。



光回線などの安定した固定回線が推奨されますが、モバイル回線でも視聴可能です。
ただ、インターネットでの視聴はデータ通信量を消費するため、契約プランによっては注意が必要です。
視聴できるデバイスの違い(テレビ・スマホ・タブレットなど)


視聴できる機器にも違いがあります。
放送サービスを視聴できるデバイス
放送サービスの視聴は、基本的にテレビでの視聴が中心となります。



BS/CSチューナー内蔵テレビ、または外付けチューナーを接続したテレビで視聴します。
また、対応レコーダーを接続すれば、録画番組を他の部屋のテレビで視聴するといった使い方も可能です。
番組配信を視聴できるデバイス
番組配信は、より多様なデバイスで視聴できます。主な対応デバイスは以下の通りです。
- スマートフォン(iOS, Android)
- タブレット(iPad, Android)
- パソコン(Windows, Mac)
- スマートテレビ(Android TV, Google TV など)
- ストリーミングデバイス(Amazon Fire TVシリーズ, Chromecast with Google TV, Apple TVなど)
- ゲーム機(一部対応の場合あり)
自宅のリビングだけでなく、寝室や書斎、外出先など、場所を選ばずに視聴できるのが大きな魅力です。
視聴できるチャンネルと番組内容の違い


視聴できるチャンネル数や、見逃し配信・同時配信の有無も異なります。
放送サービスで視聴できるチャンネル数
放送サービスの最大の魅力は、圧倒的なチャンネル数の多さです。
映画、スポーツ、アニメ、音楽、ドラマ、ドキュメンタリー、ニュースなど、様々なジャンルの専門チャンネルが約130チャンネル以上(スカパー!プレミアムサービス含む)提供されています。
自分の好みに合わせてチャンネルやパックを選んで契約できます。特定のジャンルを深く楽しみたい方には最適です。
番組配信で視聴できるチャンネルと見逃し配信
番組配信で視聴できるチャンネルは、放送サービスと比較すると限定的です。



放送サービス契約者が追加料金なしで利用できる番組配信は、契約中のチャンネルの一部が視聴可能です。
番組配信の大きなメリットは、見逃し配信に対応している番組が多いことです。
放送を見逃してしまっても、後から好きなタイミングで視聴できます。
また、過去の作品を配信するオンデマンドコンテンツも充実している場合があります。
同時配信に対応しているかどうかの違い
放送サービスは、テレビ放送をリアルタイムで視聴するのが基本です。
一方、番組配信では、一部のチャンネルで同時配信に対応しています。



同時配信とは、テレビ放送と全く同じ内容を、同じタイミングでインターネットを通じて配信するものです。
これにより、テレビがない場所でもリアルタイムで放送を楽しめます。
ただ、同時配信対応チャンネルは限られており、全てのチャンネルが対応してるわけではありません。
料金プランと契約体系の違い


料金の仕組みも異なります。
放送サービスを視聴するための料金体系
放送サービスの料金は、「基本料」と「チャンネル、パック・セット等の視聴料」の合計で構成されます。



基本料は、契約ごとに月額429円(税込)がかかります。
視聴料は、契約チャンネルやパック・セットによって異なり、1チャンネルでも、複数チャンネルがセットになったお得なパックでも契約できます。
番組配信を視聴するための料金体系
スカパー!番組配信は、契約チャンネルの配信対象番組を追加料金なしで視聴できます。
契約する放送サービスの視聴料に含まれていると考えておけば大丈夫です。
番組を視聴する際の画質と音質の違い


視聴体験に影響する画質と音質にも違いが見られます。
放送サービスの画質と音質
放送サービスは、アンテナで直接電波を受信するため、安定した高画質・高音質で視聴できます。



多くのチャンネルがハイビジョン画質に対応しており、さらに4K放送に対応したチャンネルも多数あります。
高精細な映像を楽しみたい方には放送サービスが適しています。
音質面でも、5.1chサラウンド放送など、臨場感あふれる音声を楽しめる番組があります。
番組配信の画質と音質は通信環境に依存
番組配信は、多くの場合ハイビジョンに対応してますが、インターネット回線の速度や安定性に影響されます。
回線が混雑していたり、速度が遅かったりすると、画質が自動的に調整され、標準画質になることがあります。
また、音質も放送サービスとは異なり、ステレオ音声が中心となることが多いです。
録画機能の有無と方法の違い


番組を保存しておきたい場合の録画機能にも違いがあります。
放送サービスの録画にはレコーダーが必要
放送サービスは、外付けHDD対応のチューナーやテレビ、またはBD/DVDレコーダーで番組を録画できます。
放送時間に合わせて録画予約を設定したり、シリーズ番組を自動で録画したりすることが可能です。



録画した番組は、基本的に視聴期限なく(※契約状況による制限あり)、好きな時に何度でも見返すことができます。
ただ、コピー制御(コピーワンス、ダビング10など)のルールに従う必要はあります。
番組配信は一部ダウンロードしかできない
番組配信サービスでは、放送サービスのような録画機能はありません。
また、オフライン視聴するためにダウンロードすることもできません。
スカパー!番組配信は、あくまでインターネットでしか見れない仕組みとなっています。
契約手続きや解約手続きの違い


サービスの利用開始・終了の手続きも異なります。
放送サービスの契約と解約手続きのやり方
放送サービスの契約には、視聴環境の準備に加え、B-CASカード番号またはACAS番号が必要です。
契約申し込みは、スカパー!公式サイトのWebフォームや電話で行えます。
解約もWebや電話での手続きとなり、基本的に月末での解約となります(月の途中で解約しても、その月の末日までは視聴可能で、料金も日割り計算されません)。
番組配信の契約と解約手続きのやり方
番組配信サービスの契約や解約は、基本的に手続きする必要がありません。



番組配信は、契約する放送サービスをスマホやPCで視聴できるサービスなので、追加料金はかかりません。
なので、番組配信を契約するのではなく、放送サービスでチャンネル契約するということです。


スカパー!を番組配信で視聴するメリット・デメリット


スカパー!を番組配信で視聴するメリット・デメリットについて、解説していきましょう。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
視聴環境 | ネット環境があれば視聴可能 | アンテナ工事不要、通信環境に画質・音質が左右される | 安定したインターネット回線が必須、
視聴デバイス | など多様なデバイスで視聴可能 | スマホ、タブレット、PC別途デバイスが必要 | テレビでの視聴は、
利便性 | 選ばずに視聴可能 | 外出先など場所を|
チャンネル・番組 | が少なく、同時配信非対応の場合あり | 放送サービスよりチャンネル数|
録画・ ダウンロード機能 | (ダウンロード機能もない) | 録画機能がない|
料金 | 追加料金なし | 放送サービス契約者は
スカパー!番組配信で視聴するメリット
スカパー!番組配信には、主に以下のメリットがあります。
番組配信はアンテナ設置工事が不要
最大のメリットは、BS/CSアンテナの設置やそれに伴う工事が一切不要な点です。
インターネットに接続できる環境さえあれば、申し込み後すぐに視聴を開始できます。



アンテナ設置が難しいマンションにお住まいの方、初期費用を抑えたい方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
スカパー!番組配信は、手軽にスカパー!の番組を楽しみたいというニーズに応えるサービスです。
スマホやタブレットで、どこでも視聴可能
スカパー!番組配信は、スマートフォン、タブレット、パソコンなど、様々なデバイスで視聴できます。
専用アプリやWebサイトを利用することで、通勤・通学中の電車内、休憩時間、旅行先など、インターネット環境があれば場所を選ばずに好きな番組を楽しめます。
視聴可能デバイスの多様性は、現代のライフスタイルにマッチした大きなメリットです。
番組配信は追加料金なしで視聴できる
契約中のチャンネルやプランによって、追加料金なしで番組配信サービスを利用できる場合があります。



放送サービスで契約しているチャンネルの多くが番組配信でも視聴可能(一部対象外あり)です。
テレビでの視聴に加え、外出先でスマホから同じ番組を見るといった使い方が可能です。
ご自身の契約状況で番組配信が利用可能か、公式サイトのMyスカパー!などで確認してみましょう。
同時配信・見逃し配信対応番組がある
リアルタイムだけでなく、放送後一定期間視聴できる「見逃し配信」に対応している番組もあります。



「うっかり放送を見逃してしまった」、「好きな時間にゆっくり見たい」といった場合に非常に便利です。
ただ、全ての番組が見逃し配信に対応していないため、対象かどうかは、番組表や公式サイトで確認が必要です。
スカパー!番組配信で視聴するデメリット
一方で、スカパー!番組配信には以下のようなデメリットも存在します。
放送サービスより視聴できるチャンネルが少ない
放送サービスでは多くのチャンネルが提供されてますが、全てが番組配信で視聴できるわけではありません。



放送サービスでしか視聴できないチャンネルも存在します。
特定のチャンネルや番組を目当てに契約を検討している場合は、そのチャンネルが番組配信に対応しているか、事前に必ず確認するようにしましょう。
同時配信に対応してないチャンネル・番組がある
番組配信では、放送と全く同じ時間にリアルタイムで視聴できる「同時配信」に対応しているチャンネルと、そうでないチャンネルがあります。
特に、スポーツの生中継など、リアルタイムでの視聴が重要なコンテンツを楽しみたい場合、同時配信に対応しているかを確認することが重要です。
録画機能がない(ダウンロード機能もない)
放送サービスでは、レコーダーを接続すれば番組を録画して保存しておくことが可能です。
ですがが、番組配信サービスには、基本的に録画機能がなく、ダウンロードもできません。



お気に入りの番組を繰り返し見たい、ライブラリとして保存しておきたいといった用途には不向きです。
なので、番組を録画しておきたい方は、放送サービスをレコーダーに録画する必要があります。
画質・音質が通信環境に左右される
番組配信の画質や音質は、利用しているインターネット回線の速度や安定性に影響を受けます。
通信環境が良好であれば高画質で楽しめますが、不安定な場合は画質が自動的に調整され、粗くなることがあります。



常に最高の画質・音質で安定して視聴したい場合は、放送サービスの方が有利と言えます。
メリット・デメリットを理解し、ご自身の視聴スタイルに合わせて番組配信を活用しましょう。


スカパー!を放送サービスで視聴するメリット・デメリット


スカパー!を放送サービスで視聴するメリット・デメリットについて、解説していきましょう。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
視聴環境 | 視聴環境の準備が必要 | アンテナやテレビなど|
視聴デバイス | テレビの で視聴できる | 大画面テレビでしか見れない | 番組配信非対応だと
利便性 | でしか見れない | 基本的にテレビ|
チャンネル・番組 | 番組数が豊富 | チャンネルや|
録画・ ダウンロード機能 | に録画できる | レコーダー|
料金 | 基本料金がかかる (番組配信は無料) | 視聴料の他に
スカパー!放送サービスで視聴するメリット
スカパー!放送サービスには、長年多くのユーザーに支持されてきた理由があります。
主なメリットを見ていきましょう。
視聴できるチャンネル数が豊富
スカパー!放送サービスの最大の魅力の一つは、視聴できるチャンネルの豊富さです。



映画、スポーツ、アニメ、音楽、ドラマ、ドキュメンタリー、ニュース、趣味・娯楽など、様々なジャンルの専門チャンネルがあります。
契約プランにもよりますが、豊富なチャンネル数の中から、自分の好みにあわせて視聴できます。
特定のジャンルに特化したチャンネルや、地上波では見られないマニアックな番組も多く、コアなファンにとっては代えがたい存在です。
番組配信では提供されていないチャンネルも放送サービスなら視聴できる場合があります。
高画質・高音質で視聴できる(一部4K対応)
放送サービスでは、安定して高画質・高音質で番組を楽しめます。
特に、スポーツ中継や映画など、映像美や臨場感を重視するコンテンツでは、その差を実感しやすいでしょう。
さらに、スカパー!放送サービスでは、一部チャンネルで4K放送も提供されています。



対応テレビやアンテナ環境が必要になりますが、一部の番組は4K(超高精細な映像)での視聴が可能です。
インターネット回線の速度に画質が左右されにくい点も、放送サービスのメリットと言えます。
衛星からの電波受信で視聴環境が安定している
衛星から電波を受信するため、ネット回線の混雑状況や速度制限の影響を受けずに安定した視聴が可能です。
ゴールデンタイムや人気のライブ配信など、アクセスが集中しやすい時間帯でも、映像が途切れたり画質が低下したりする心配が少ないのは大きな利点です。
ただ、大雨や大雪など悪天候時には、電波の受信状況が悪化し、一時的に映像が乱れたりする可能性はあります。
レコーダーがあれば自由に録画できる
放送サービスは、BS/110度CSデジタルチューナー内蔵の録画機器があれば、番組を自由に録画できます。
録画した番組は、ディスクにムーブ(移動)して保存したり、他の部屋の対応機器で視聴したりも可能です。



レコーダーの機種によっては、複数番組の同時録画も可能で、見たい番組が重なっても、録画しておけば後でゆっくり楽しめます。
視聴期限などを気にせず番組を残しておけるのは、放送サービスならではのメリットですね。
スカパー!放送サービスで視聴するデメリット
多くのメリットがある一方で、スカパー!放送サービスにはいくつかのデメリットや注意点も存在します。
視聴するにはアンテナの設置が必要になる
放送サービスを利用するには、基本的にBS/110度CS放送に対応したアンテナの設置が必要です。



戸建ての場合は設置場所(ベランダ、壁面、屋根上など)の確保や、場合によっては設置工事が必要になります。
初期費用として、アンテナ本体の購入費用や工事費用がかかる場合があります。
マンションなどの集合住宅では、共用のアンテナが設置されている場合もありますが、未設置の場合は、管理規約等を確認の上、個別に設置許可を得る必要があります。
また、建物の南西方向に障害物があると、電波をうまく受信できず、設置できないケースもあります。
視聴できる場所に制約がある
放送サービスは、アンテナと接続されたテレビやレコーダーがある場所での視聴が基本となります。



スマートフォンやタブレットを使って、外出先や家の中の好きな場所で気軽に視聴したいというニーズには、標準では応えられません。
デバイスを選ばずどこでも視聴できる番組配信と比較すると、視聴場所が限定されるのはデメリットでしょう。
悪天候により受信障害が起きる可能性がある
衛星放送は、大雨や大雪、雷など悪天候時に電波状況が不安定になり、受信状況が悪くなることがあります。
天候が回復すれば元通り視聴できるようになりますが、放送サービス特有のデメリットと言えるでしょう。


まとめ(スカパー!番組配信と放送サービスの主な違いは視聴環境)
スカパー!「番組配信サービス」と「放送サービス」の違いについて解説してきました。
- 番組配信はネット環境があればスマホやPCなどで視聴できる。
- 放送サービスは衛星アンテナの電波を受信し、テレビで視聴する。
- 放送サービスと番組配信サービスは基本的にセットで利用可能。
- 契約チャンネルが番組配信対応なら追加料金なしで利用可能。



視聴方法、視聴可能デバイス、チャンネル数や見逃し配信の有無、料金体系、画質・音質、録画の可否などが主な違いです。
番組配信はネットで視聴できるので、手軽さと場所を選ばない利便性があります。
一方、放送サービスはチャンネルの豊富さや高画質・安定性、録画機能が魅力です。
契約したいチャンネルが番組配信対応なら、テレビだけでなく、ネットでスマホやPCから視聴できます。
ご自身の視聴スタイルや環境、重視するポイントに合わせて最適なサービスを選択することが重要です。