スカパー!のB-CASカードはテレビ?レコーダー?どっちを使うべきか解説!

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スカパー!を契約する際、テレビやレコーダーのB-CAS/ACAS番号が必要です。

そこで、スカパーの契約時に「B-CAS/ACAS番号はテレビとレコーダーどっちを登録するのか?」気になる方は多いんじゃないでしょうか?

この記事でわかること
  • スカパー!を視聴だけするならテレビを登録する。
  • スカパー!を録画もするならレコーダーを登録する。
  • テレビとレコーダー両方登録する必要はない。
  • どっちか迷ったらレコーダーを登録しておけばOK。
Takeru

スカパー!の番組を視聴するだけでなく、録画もするつもりならレコーダーのB-CAS/ACAS番号を登録します。

スカパー!を視聴するだけなら、テレビのB-CAS/ACAS番号でも問題ありません。

ですが、レコーダーのB-CAS/ACAS番号を登録しておけば、視聴と録画どちらにも対応できます

なので、テレビとレコーダー両方にB-CAS/ACAS番号があるなら、レコーダーを登録しましょう。

Contents

スカパー!の契約や視聴に必要なB-CAS/ACAS番号

スカパー!の契約や視聴に必要なB-CAS/ACAS番号について、解説していきましょう。

B-CAS/ACAS番号は機器に登録されてる番号

B-CASおよびACAS番号は、日本のデジタル放送を視聴するための識別番号です。

どちらの番号もテレビやレコーダーなどで、地上波やBS・CS有料放送などを受信するために必要になります。

B-CASカードとACASチップは何が違うのか?

では、B-CASカードとACASチップは何が違うのか、詳しく解説していきます。

B-CASカードはデジタル放送受信に必要なICカード

B-CASカードとは、地上デジタル放送やBS・CS放送などの有料チャンネルを視聴するためのICカードです。

正式には、ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(BS Conditional Access Systems)の略称です。

日本国内のデジタルテレビ放送において、視聴制御(スクランブル解除)を行うために必ず必要になります。

スクランブル解除とは、契約者のみ視聴できるよう暗号化された放送信号を復元して、テレビで視聴できる状態にすることです。

テレビやレコーダーのカードスロットに、物理的なカードを挿入することで視聴可能になります。

Takeru

B-CASカードには固有の番号が記載されていて、スカパー!ではB-CASカード番号で機器を特定します。

視聴権限を機器ごとに管理するためで、放送事業者がサービス提供を制御する上で重要な役割を果たします。

また、B-CASカードは、赤・青・白などの色で分類されています。

多くの市販されている地デジ・BS・CS対応機器には、赤色のB-CASカードが同梱・装着されています。

ACASチップとは4K・8K放送に対応するチップ

ACASチップは、2018年9月以降の新4K8K衛星放送に対応したテレビや録画機器に搭載されているチップです。

物理的なB-CASカードに代わるもので、内蔵チップとして設計されているため、取り外しや交換ができません。

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ACASチップにも固有番号があり、スカパー!契約時にACASチップ番号を登録すれば視聴可能です。

特に、4Kチャンネルを視聴する場合には、ACAS対応機器が必須になります。

B-CASカードとACASチップの役割と違い

B-CASカードとACASチップは、どちらも暗号化された放送信号を復号して視聴できるようにする技術です。

ですが、B-CASカードとACASチップには、以下のような違いがあります。

項目B-CASカードACASチップ
導入時期2004年4月以降
(地デジ導入時など)
2018年9月以降
4K/8K放送対応機器から搭載
物理的形態ICカード
(カードスロットへの挿入が必要)
機器内蔵型
(取り外し不可)
対応放送地上デジタル、
BS・CSデジタル放送
新BS4K/CS4K
(次世代放送規格向け)
契約登録
の可否
スカパー!など各種有料
放送サービスに利用可能
スカパー!の4Kサービスや
一部有料放送に利用可能
Takeru

B-CASカードは、主に従来のテレビやレコーダーで使用され、ACASチップは比較的新しい4K/8K対応機器専用であるという点です。

B-CASカードとACASチップは、どちらも役割が似ていますが、互換性はありません

それぞれ互換性がないため、B-CASカード対応レコーダーにACAS番号は使えませんし、その逆も同様です。

スカパー!を契約する際は、使用する機器が持つB-CAS番号もしくはACAS番号の確認が必要です。

スカパー!契約時に登録するテレビやレコーダーなどの機器

スカパー!契約時に登録するテレビやレコーダーなどの機器について解説していきましょう。

録画するならレコーダーのB-CAS/ACAS番号

スカパー!を契約する際、受信に使用する機器のB-CAS番号またはACAS番号を登録する必要があります。

Takeru

スカパー!で録画機能を利用したい場合は、レコーダーのB-CASもしくはACAS番号を登録すべきです。

テレビで契約してしまうと、レコーダーで番組を録画できない、または録画制限されるケースがあります。

これは、スカパー!の著作権保護のポリシーおよびコンテンツ管理によるものです。

一方、視聴のみ目的として録画予定がない場合は、テレビのB-CAS/ACAS番号でも問題なく契約可能です。

登録する機器(B-CAS/ACAS番号)の選び方

スカパー!の録画を行うには、録画に対応するレコーダーを通じて視聴・録画をする構成が推奨されます。

例えば、以下のような接続構成にしている場合は、録画機器の番号での登録が推奨されます。

用途登録すべき
B-CAS/ACAS番号
備考
テレビで視聴のみテレビの番号録画不要なら
テレビでOK
レコーダーで録画、
テレビで視聴
レコーダーの番号録画にはレコーダー
の登録が必須
チューナー内蔵
レコーダーで視聴と録画
チューナー内蔵
レコーダーの番号
一体型なので
最適な構成

テレビで契約してしまった場合、レコーダーでの録画が不可となるケースがあるため、注意が必要です。

スカパー!の番組を録画できる録画機器の条件

スカパー!の番組を録画可能な機器にはいくつかの要件があります。

以下に、主要な対応条件を示します。

  1. スカパー!に対応する録画機器

スカパー!対応製品であること(110度CS対応レコーダー、USB-HDD機器)

  1. B-CASカードまたはACASチップ内蔵 

B-CASカードやACASチップがなければ、放送の受信や録画そのものができません。

  1. ダビングはムーブ(移動)のみ

スカパー!はほとんどコピーワンスなので、コピーではなく移動のみ可能。

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現在、スカパー!チューナー内蔵レコーダー(例:パナソニック「ディーガ」シリーズなど)が多数市販されています。

スカパー!チューナー内蔵レコーダーは、録画と視聴が1台で完了するため、配線がシンプルで簡単です。

また、録画機器には、HDMI端子やBS/110度CSアンテナ入力端子付きの必要あるので注意しましょう。

スカパー!をレコーダーで録画する際の接続と設定方法

スカパー!をレコーダーで録画する際の接続と設定方法について、解説していきましょう。

レコーダーを経由してテレビと接続する方法

スカパー!をテレビで視聴・録画するには、レコーダーを経由してアンテナ信号を受信させる方法です。

レコーダー経由でスカパー!を視聴するイメージ(引用元:スカパー公式)
レコーダー経由でスカパー!を視聴するイメージ(引用元:スカパー公式)

基本的な接続構成は、以下の表とおりです。

接続機器使用するケーブル接続先
スカパー!(CS放送)
対応パラボラアンテナ
同軸ケーブルレコーダーのアンテナ入力端子(BS/110度CS)
レコーダーHDMIケーブルテレビのHDMI
入力端子
テレビHDMIケーブルレコーダーのHMDI
出力端子

アンテナ信号をレコーダーに入力し、レコーダーからテレビへ送信すれば、録画と視聴どちらも可能です。

HDMI接続とアンテナ出力の設定手順

次に、HDMI接続とアンテナ出力の設定手順を整理します。

Takeru

スカパー!は、CS110度衛星放送を利用しているため、テレビ・レコーダーともに110度CS対応のアンテナ端子が必要です。

HDMI接続とアンテナ出力の設定手順は、以下のとおりです。

  1. アンテナからの同軸ケーブルを、レコーダーのアンテナ入力端子に接続する。
  2. HDMIケーブルをレコーダーのHDMI端子(出力)からテレビのHDMI端子(入力)に接続する。
  3. テレビの入力切替で接続したHDMIに切り替える。
  4. レコーダー側でスカパー!のチャンネル設定・受信確認を行う。

レコーダーに内蔵された110度CSチューナーがスカパー!放送を受信し、HDMI経由でテレビに出力することで、録画・視聴がスムーズに両立できます。

スカパー!チューナー内蔵レコーダーの活用

最近のレコーダーには、スカパー!の視聴や録画に対応したチューナーが内蔵されているモデルがあります。

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代表的な製品として、パナソニックのDIGAシリーズや、ソニーのブルーレイディスクレコーダーのBDZシリーズなどが挙げられます。

スカパー!チューナー内蔵レコーダーはACASチップ内蔵なので、B-CASカード不要な点も便利な特徴です。

スカパー!契約時には、レコーダーのACAS番号を登録するで、 録画機器として正式に扱われ、録画制限や警告メッセージの表示などを回避できます。

また、視聴や録画でのトラブルを避けるために、スカパー!の信号レベルを確認し、アンテナの方向や配線が正しいかをチェックすることも重要です。

スカパー!録画するならレコーダーのB-CAS/ACAS番号を登録すべき

スカパー!の番組を録画するなら、レコーダーのB-CAS/ACAS番号を登録すべきです。

録画の制限と登録機器の関係性

スカパー!では、契約時に登録したB-CASカードまたはACASチップ搭載機器でのみ、視聴や録画が可能です。

録画する場合、録画機器のB-CAS/ACAS番号を登録しないと、録画できない可能性があります。

Takeru

例えば、テレビのB-CAS/ACAS番号でスカパー!に契約した場合、視聴ができても録画ができないことがあるんです。

テレビと接続されてるレコーダーやHDDレコーダーで、録画ができないケースがあるみたいです。

その原因は、コンテンツの録画権限が、契約時に登録したB-CAS/ACAS番号の機器に限定されているためです。

なので、録画をするつもりなら、レコーダーのB-CAS/ACAS番号を使って契約しましょう。

誤ってテレビの番号を登録した場合の対処方法

契約時に誤ってテレビのB-CAS番号やACAS番号を登録してしまった場合でも、対応は可能です。

登録機器の変更にかかる手数料や手続き内容

登録機器を変更する際、機器のB-CAS番号やACAS番号の登録変更は無料で行うことが可能です。

登録機器の変更手続きは、以下の流れで行います。

STEP
Myスカパー!にログインする

こちらからスカパー!公式ページのMyスカパー!を開きます。

Myスカパー!へのログインページ
Myスカパー!へのログインページ

スカパー!のアカウントで、Myスカパー!ページにログインします。

STEP
各種手続き一覧画面を表示する

Myスカパー!にログインしたら、画面を下の方へスクロールさせます。

Myスカパー!のホーム画面
Myスカパー!のホーム画面

画面中央付近にある「すべての手続きを見る」ボタンをタップします。

STEP
テレビ・レコーダーの変更画面を表示する

Myスカパー!のお手続き一覧画面が表示されます。

Myスカパー!のお手続き一覧画面
Myスカパー!のお手続き一覧画面

「ご利用中のテレビ・レコーダーの変更」をタップする。

STEP
新しいB-CAS/ACAS番号を入力する

変更するB-CAS/ACAS番号を選択し、新たなB-CAS/ACAS番号を入力します。

スカパー!のB-CAS/ACAS番号変更ページ
スカパー!のB-CAS/ACAS番号変更ページ

注意事項を確認したらチェックボックスにチェックを入れ、「次のステップへ進む」ボタンをタップします。

STEP
変更内容を確認し申込完了

変更内容を確認して「申し込む」をタップすれば、変更処理が完了。

Takeru

レコーダーのB-CAS/ACAS番号に変更したら、録画できるかどうか試してみましょう。

ただ、一部コンテンツには移動制限やコピー制限のものあるため、ダビングする時は注意が必要です。

また、「ACAS番号」から「B-CAS番号」へ変更したい場合は、Myスカパー!で手続きできません。

なので、スカパー!カスタマーセンターへ連絡して、変更手続きを依頼しましょう。

スカパー!カスタマーセンターへの連絡方法

Myスカパー!で機器の変更ができない場合、スカパー!カスタマーセンターへの連絡が必要です。

問い合わせ先連絡先
カスタマーセンター
(総合窓口)
0120-295-116
受付時間10:00~20:00(年中無休)

現在の契約内容や変更したい理由を伝えれば、カスタマーセンターで適切な手続きをしてもらえます。

スカパー!で登録するB-CASカード/ACASチップを確認する方法

スカパー!で登録するB-CASカード/ACASチップを確認する方法を解説していきましょう。

テレビとレコーダーで番号を確認する方法

スカパー!を契約する際、テレビやレコーダーの「B-CAS番号」または「ACAS番号」を把握する必要があります。

B-CASカードの裏面で番号を確認する方法

物理的なカードであるB-CASカードは、裏面にB-CAS番号が記載されています。

BS・110度CS・地上波対応B-CASカード
BS・110度CS・地上波対応B-CASカード

スカパー!の契約に使えるのは、上の写真のように赤い色のB-CASカードです。

B-CASカードの裏面のバーコード上にある20桁の番号
B-CASカードの裏面のバーコード上にある20桁の番号

B-CASカード裏面のバーコード上にある「0000」から始まる20桁の番号がB-CAS番号です。

メーカー確認手順(B-CASカード)
ソニー
(Sony)
テレビの背面または側面の
スロットからB-CASカードを抜き、
20桁の番号を確認する。
パナソニック
(Panasonic)
レコーダーまたはテレビの
B-CASスロットからカードを
抜いて番号を確認する。
東芝
(TOSHIBA)
液晶テレビやブルーレイで
本体横や前面のスロットからカードを
取り出して番号を確認する。

テレビのメーカーによって、B-CASカードスロットの位置が違うので、よく確認しましょう。

テレビの画面でB-CAS番号を確認する方法

メーカー確認手順
(ACASチップ)
ソニー
(Sony)
「ホーム」→「設定」→「機器情報」→
「ACAS番号」の順で確認する。
パナソニック
(Panasonic)
「サブメニュー」→「機器設定」→
「B-CAS/ACAS情報」で表示する。
東芝
(TOSHIBA)
「設定メニュー」→「本体設定」→「
システム情報」で番号を表示する。

機種によって確認方法が異なる可能性もあるので、上記手順で表示できなければ、説明書などで確認しましょう。

ACASチップはテレビやレコーダーに内蔵されている

最近の4K対応テレビやレコーダーには、ACASチップが本体に内蔵されている場合があります。

ACASチップ搭載機器だと、B-CASカードスロットが存在しないため、外観からは識別ができません。

ACAS番号を確認するには、リモコンで操作してテレビ画面上で確認する必要があります。

ACASチップ内蔵テレビやレコーダーの場合、物理的なカード型の取り外しができず、誤って情報を登録・変更できない仕様となっています。

Takeru

テレビとレコーダーの両方がACASチップ内蔵の場合、録画するならレコーダーのACAS番号を登録しましょう。

ACAS番号は、「0100」から始まる20桁の番号です。

また、テレビやレコーダーが複数ある場合、それぞれに異なるB-CASカードやACAS番号が割り当てられています。

なので、視聴や録画する予定のテレビやレコーダーの番号を登録することが大切です。

まとめ(スカパー!の契約はレコーダーのB-CAS/ACAS番号でOK!)

スカパー!の契約で登録するB-CAS/ACAS番号の機器について、解説してきました。

この記事のまとめ
  • スカパー!を視聴するだけならテレビの番号を登録する。
  • スカパー!で録画もするならレコーダーの番号を登録する。
  • テレビとレコーダー両方の番号を登録する必要はない。
  • どっちか迷ったらレコーダーの番号を登録すれば問題なし。
Takeru

スカパー!を録画する場合、テレビではなくレコーダーのB-CAS/ACAS番号で登録することが大切です。

スカパー!は登録機器に紐づくため、テレビの番号を登録すると録画できない可能性があります。

レコーダーのB-CAS/ACAS番号を登録しておけば、視聴も録画も可能です。

なので、番組の視聴だけでなく録画もするなら、レコーダーのB-CAS/ACAS番号を登録しましょう。

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