Aromastic Cartridge
文学の香り
「人間失格 太宰 治」
Concept
文学と香りを組み合わせて、作品の世界をもっと深く楽しもう!
香りのエンタテイメントシリーズ第一弾は「文学」がテーマ。生誕110周年を記念し、太宰治文学作品を香りで読み解くカートリッジが誕生。多くの太宰治の作品が描かれた、昭和初期の人々の暮らしを想像しながら香りを開発しました。購入特典の解説本には、太宰治の作品を多数紹介しています。当時の読者になったつもりで、今一度原作を読み返してみませんか?香りという軸から読み解けば、きっとまた新たな発見があるはずです。香りで読む、新しい読書の世界へようこそ。
product
香りで紐解く、
「人間失格」の
世界
太宰治の代表作である「人間失格」の中でも特に印象的と思われるシーンを5つ切りだし、その背景に流れる香りを詰め込みました。原作を読みながら、そのシーンに差し掛かったときに対応した番号の香りを楽しんでみてください。
Aroma
Aromasticが独自に開発した、作品の背景に流れる香り。
太宰治の代表作「人間失格」の中で印象的な5つのシーンにただよう香りをイメージし、ソニーが独自に開発しました。「あの時、主人公は何を感じていたのか」という思索を、香りと共に楽しめる新体験を提供します。
Cartridge
カートリッジをご購入頂くとパッケージ内面の専用QRコードから、このカートリッジの楽しみ方を紐解く、「解説本」がダウンロードできます。より詳しい香りの解説や、太宰作品の中でも、同じような「香り」が漂うシーンを紹介しています。当時の読者になったつもりで、多くの太宰作品の舞台となっている昭和初期~戦後当時の生活に思いを馳せながら、今一度原作を読み返してみませんか?
※ダウンロードにはインターネット接続環境が必要です。
本当にいままでのひとの中で、
あの貧乏くさいツネ子だけを、すきだったのですから。
初めて好きになった女性、ツネ子を思い出して泣いているシーン。当時の香料産業事情をベースにイメージした香り。
そっと、ドアを閉め、自分は、また銀座に行き、
それっきり、そのアパートには帰りませんでした。
記者のシヅ子の家での居候生活をやめたシーン。関東大震災後に建てられた高円寺の木造アパートをイメージした香り。
ああ、しかし、自分は、大きな歓楽も、
また、大きな悲哀もない無名の漫画家。
京橋のバーのマダムのもとで暮らしていた時期。当時のエリートが集う華やかな社交場をイメージした香り。
ゲンマンしたんですもの。
飲んだなんて、ウソ、ウソ、ウソ。
ヨシ子との結婚を決めた瞬間。昭和初期の幸せな家庭をイメージした棒石鹸の香り。
人間、失格。
もはや、自分は、完全に、人間でなくなりました。
病院に入院したシーン。鉄格子の嵌った病室をイメージした香り。
Partner

青森県五所川原市をはじめとする、太宰治生誕110周年実行委員会の皆さまにご協力をいただいております。